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涙の脳内[読み上げ機能]

30数年前日本語訳で読んだドストエフスキーの「罪と罰」を
英語訳で読み直し、翻訳小説が苦手な理由が判った。
セリフのせいだ。
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セリフが出て来ると、頭の中で、声優らしき人が
そのセリフを読み上げてしまうのである。
当然、日本語訳の時は、その「声優」が日本語話者となり
英語訳の時は、「声優」は英語話者となる。

この小説には、ドイツ人やポーランド人やユダヤ人が
登場し、英語訳では、いかにもドイツ人といった
外国訛りの英語でセリフが書かれ「声優」も
忠実に訛ってくれるのだが、それ以外の
「知識階級」のロシア人(主人公家族や友人など)は
英国アクセントの英語を喋っていた。

日本語訳時代の日本人声優より、
ロシア人に近くなったのかどうか..わからない。
どっちもどっちだ。どっちもロシア人に聞こえない。

英語で読むと、
ジェーン・オースティン映画やドラマの
登場人物になってしまうし
日本語で読むと、「はいからさんは通る」の
記憶喪失した伊集院少尉の様になってしまうのだ。
(両方とも好きなので、それはそれで良いのだが(笑))

無理矢理、これはロシア人なんだと思い込んでも
頭の中に浮かんで来るのは
ハリウッド映画で米国人や英国人が演じる「外国人」
アラビアのロレンスでアラブの王族を
インドへの道でインド人哲学者を演じた
何人でもOKアレック・ギネス..
(ドクトル・ジバゴでロシア人も演ってました。)
或は、ロッキーで、ロシア人を演じたスウェーデン人
ドルフ・ラングレン。
頭をめぐるのは俳優の熱演よりも
「何故、ロシア人を使わないのだろう???」という疑問。
似ている..俳優によっては熱演でかなり似せさせている
のだが、やはり、本物とは、かけ離れているのだ。
太秦映画村と江戸時代以上に違うはずだ。

しかし、私はロシア語は挨拶とお礼と
NHKラジオ講座で覚えた
「これは家です。」
「お父さんは働いています。」
「お母さんは家にいます。」
くらいしか知らないし
(もっと有意義な文を覚えたかった(涙))
これから残りの半生(どれだけあるか不明だし)
かけて勉強する気もないし、しても、おそらく
ドストエフスキーのどの作品を
読める様にはならないと思う。
だから、翻訳で読むしか術が無い。

だが、これが、英語と中国語だったら
絶対、絶対、絶対、日本語では読めない。
同時に、翻訳ではないのだが
日本語で書かれた中国舞台の歴史小説。
これも、どうしても読めない。
何故なら、私の頭の中では
時代劇的な日本語で喋る中国人は
完全に有り得ないからである。

もっとも、例えば、三国史時代の中国人の中国語は
あの映画「レッドクリフ(赤壁)」の俳優達が
喋っていた中国語とも違っていたはずなのだが
中国語が日本語や、何故か中国語訛りの英語に
訳されるほどの莫大な違和感は無いのだ。

この違和感は、英語や中国語で書かれた日本の本を
読んだ時にも、当然、感じる。
有り得ない。全く別物の印象になってしまう。

実は、我が家には、夫が上海で買って来た
「枕草子」の絵巻画や日本画写真を豊富に挿した
美しい翻訳書があるのだが、これも、
「春はあけぼの」が
「春天黎明很美(Chuntianliminghenmei)」
と脳内セリフ変換読み上げ機能発動時点で
清少納言が現代女優演じる楊貴妃に変身してしまった。
やっぱり、枕草子は清少納言がいい...。(涙)
楊貴妃に会いたいんだったら唐詩の世界に行く。

ただ、もし、私の頭の中で声優がセリフを
読み上げなかったら、どうだろう?
抵抗無く、その世界に入って行けるのだろうか?
そして
視覚優位型の人は、小説などに出て来るセリフを読む時、
頭の中で声を聞いているのだろうか?
それとも、字面を見て、声無しで、すっと、その世界に
素直に入って行けるのだろうか?
もし、そうだったら、かなり羨ましい。


====
視覚優位の方も、聴覚優位の方も、どうぞっ

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テーマ : 海外小説・翻訳本
ジャンル : 小説・文学

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宝塚の世界

う~ん、コレ読んでなぜか「タカラヅカ」を思った。
宝じぇんぬと呼ばれる人たちってみんな茶髪にしてすっごい違和感のあるメイクして、それで『べるばら』とか演じてるよね??
当然セリフも歌も日本語で。。。

タカラヅカには和風のお芝居ももちろんあるそうなんだが、やっぱ漫画チックな西洋ドラマを演じるでしょう??当然日本語で。。。

もうそれは翻訳じゃなくてタカラヅカなんだよなー。
それだけでやってるその世界っていうかー。
原作はホントにどうなってるんだ?って知りたいが言語の壁があってムリだと悲しいなー。

最近ロクに文豪の大作を読んでないので何とも言えないが、
どうも、自分が分からぬ言語の翻訳小説って、読むとタカラヅカみたいに思えるが、どうなんだろ。

アホなコメですみません☆

聞こえる

私も会話文は声が聞こえます。ナレーションの部分も聞こえる、、、 聴覚型なのにオーディオブックはあまり好きじゃなくて、それは自分の脳内に作る音声とオーディオブックの音声とのギャップが嫌だからなんですよねー。

文字見て、音声にせずに直接意味に変換するのって、うまく想像できません。どうやってやるんだろう。不思議。

どれもみんな点数の低ーい私ですが…

おもしろーい!
そういえば、私は本を読んでいる時、
頭の中で声が聞こえることもあるけど、声にあまり色はないですね。
逆に登場人物は、はっきりとした顔かたちは見えないけれど、
イメージが浮かんで動き回ります。
だからイメージを限定される映画などは、
本を読む前に見たくない。…と思うから、全然映画を見ないんですが。(^^;

朗読CDも好きだし、テレビドラマをラジオで聞くのも好きだけど、
それは映画と違って、本より先じゃなくても平気なんです。
…って、これは単なる好みですね。(^^;


N☆~

おぉっ、さすが関西っ、宝塚が出たかっ!(笑)
宝塚って実際に観た事が無いんで、よく知らないんだが
「違和感のあるメイク」って(笑)
舞台化粧じゃないかーーーーっ(爆)

あれは、国籍以前に、性別も超越しちゃってるからな~
中国にもあるんだよ。
「越劇」という江蘇省(その隣の上海も含む)で
発展した古典劇。
これは、女性が男性を演じるの。
反対に、北京の古典劇である「京劇」は
昔は、日本の歌舞伎の様に、女性の役も男性が演じてた。
しかし、翻訳読みながら
宝塚だったら華やかでいいんじゃないか?(笑)

ビアンカさ~ん!

やっぱり聞こえますか?!
オーディオブック、私は、結構、好きなんですよ~。
ただ、基本的に、オーディオブックで聞くものは
本で読まないので、ギャップを感じる機会も無いんですが
私の持っているオーディオブックって、殆どが
役者さんが一人で読むタイプなんで
頭の中で声優が演技しているのとは、また違う感じです。
どちらかと言えば、講談のような感じ。
何人かの声優が共演しているタイプのオーディオブックだったら
私も、違和感あるかもしれません。

そうなんですよ、音声にせず変換。
できる人は、どうやってやってるんだろうと興味あります。
「速読術」系の本に書いてある読み方は
まさしく、それですよね。「音読はしない」と。
私にはできません~~(涙)

おサチ~

「声に色はない」って味わい深い表現だね~。
声色とも、また、ひと味違って聞こえる。
そっか。
確かに、先に映画見ちゃうと、本、読んだ時に
イメージ影響されちゃうよね。特に
本と映画の内容が似ていると。
「スラムドッグ」なんか全く違う内容だったから
イメージは影響皆無。(読んでね~)
そういや、作者、外交官なんだけど、
今度、インド大使としてか?日本に赴任するらしいよ。


私は・・・

声だけじゃなくて、登場人物やら、風景、家の中の様子やら
映像+台詞で、浮かび上がってくるよ~、いつも。
だから読むのが遅い。(笑)
だから、マロとは逆に
本読んでても、映画観てるような感じになれる
小説が好きなんだと思う。
映像が浮かんだら、その世界に入り込みやすいし。
あ、ナレーションの部分は、映像だけだけどさ。
だから、やたらとナレーションばっかりとか
台詞ばっかりとかの偏ってるのは、あまり好きじゃないかも。
ナレーションと台詞のバランスがいいものがグッド!!!

あと、それとは逆に、実際に人と話してるときに
会話が文字として頭に浮かぶ事も、よくあるんだよ。
ってかいつもそうかも。
そういうのってない???

しかし、本の読み方も人それぞれって、面白いね~。

Re: エイガリアン~(本)

> 声だけじゃなくて、登場人物やら、風景、家の中の様子やら
> 映像+台詞で、浮かび上がってくるよ~

そうそう私もそうだよ~。音だけじゃなくて。
でも一番強いのが声の印象。

> 本読んでても、映画観てるような感じになれる
> 小説が好きなんだと思う。

私はノンフィクションは
ドキュメンタリー番組みるように味わえる。
結構,得な性格か?(笑)
だから映画やTVより本の方が好きなんだろうな。

> 会話が文字として頭に浮かぶ事も、よくあるんだよ。>

最近TV番組でよく見掛ける大きな誇張字幕みたいに?(笑)
私は,これは無いかもしれないな~。
でも漫画みたいでトクだね,その才能。

> しかし、本の読み方も人それぞれって、面白いね~。

ほんとだよね~
そんな違いがあるか無いかとも考えた事無かったもん。
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