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子を愛せない母もいて当然

一昨日、英紙Daily Mailの女性特集ページ
(曜日ごとに健康だの財テクだの特集が替わる)を
流し読みしていたところ
母娘の写真付き見開き一面で載っていた
「娘を愛せない」という母の悩みに行き当たった。
====
何これ?とのお怒りは、どうか
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=====
娘は11歳。母が22歳の時に生まれた。
生まれてすぐ、母は娘の父と別れた。
その後、現在のパートナーと出会い
2年前,次女が誕生。
次女に対しては、即、自然に愛情が湧き、
いかに自分が長女に可哀想な事をしたか
あらためて痛感するようになり
苦悩すると同時に、
「我が子へ愛情が持てずに苦しんでいる母」
が、他にもいるのでは無いかと思い
この取材に応えた...

はしょると、大体、こんな内容だった。
ちなみに、このお母さんは、
3年前亡くなった自身の母とは
非常に良い母娘関係を保ち
長女が小さい頃は難局に当たるたびに
母に孫の育児を託していた、との事。


子を愛せない母か...
いや、そりゃ
いるだろうなーーー
母から愛されなかったって
感じている子,あるいは
そう感じながら育って大人になった
もと子どもの話は、よく聞くもなぁ..。

母は愛しているつもりでも
その愛が伝わっていなかった、とか
母の愛が自己愛的だった、とか
という場合の方が
母がしょっぱなから子を愛せなかった
という場合よりは多いのかもしれないが
子どもが愛されていないと心底感じる場合
母が愛していないという可能性は高いだろう。

母の愛(の欠如)で思い出すのは
ベルギーの作家ジョルジュ・シムノンだ。
(ウィキペディア)
メグレ警視シリーズの作者だが
もう10年くらい前か、英国で
彼の伝記的ドキュメンタリー番組をやっていた。
その中で、私が一番衝撃を受けたのは
彼と母親との関係。

彼には弟か兄がいたのだが
母は、弟(だか兄だか)を熱愛し
ジョルジュには全く愛情を与えなかったらしい。
その極みが、
その弟が戦死した時の母親の反応。

嘆き悲しむ母はジョルジュに、こう言った。

「なんで、あの子が死んだの?
 お前が死ねばよかったのに。」

強烈…
10年以上たっても覚えている。
あまりにも悲しすぎる言葉だった。

母が子を無条件に愛せるとはかぎらないのだ。
それは父だって同じなんだが,
母は自らの体内で子を育て,苦闘の末,生むし
自然妊娠であれば,父と異なり
生まれて来た子は確実に自分の子なので
愛情が湧くのは自然な事,当たり前,と
考えられやすい。
この中で,子を愛せないと自覚し
悩み始めるのは辛いことだろう。
もちろん,まったく,その自覚無しに
自分は子を愛していると,一種,
「誤解」している親は悩まないだろうが…。

ところで
子の愛は、どうなんだろう?
子は、ある程度の年齢になるまで
精神的な障害などが無ければでもあるが
おそらく,無条件の愛を
母に与えるんじゃないだろうか?

これは、母である私の「希望的見解」ではなく
子であった私の体験
そして本能的な認識。
自分を守ってくれるはずの者に
なつくのは当然
だろう程度の見解だ。

母から愛をもらわなかった子には
子を愛することは、できないと言う人がいるが
これには、私は、全く賛同できない。
しかし、だからといって
誰でも
無条件の愛情を感じる能力を備えている、
とも思えない。
同時に,愛情が,まず誰にむけられるか
それにも決まった順序は無い。
愛情と欲を混同する人だっているだろう。


無条件な愛情というものは
時に「裏切られる」ものでもあるけれど
それを裏切られたとも思わないのが
無条件な愛情だ。
無条件だから見返りは求めない。

「裏切られた」
或は
「応えられなかった」
と感じた時に
無条件な愛情も終わってしまう。

子から母への無条件な愛情は
そうやって終わる事が多い。
一方で
親への無条件な愛情を持ちつつ
子へ無条件の愛情を与えられる人は
少なくない。
少なくないというよりも,むしろ
それが「自然の摂理」とみなされている社会自体が
少なくない。
そんな社会の中で,もっとも普遍性の高い
親から子への愛を感じられない親の
疎外感は厳しいものがあるだろう。
その一人である
この新聞記事の母が,何故わざわざ
写真付きで「自身の暗い秘密」を公開したか
記事を読む前には不可解だったのだが
あれこれ考えながら読み終わる頃に思った。
娘に対する詫びなどの要素もあるが
母は,娘が,もし,将来,母になって
同じ様に子を愛せず苦悩したら?と
考えたのではないか…と。

「愛すべき」人を愛せない
その辛さを知っている人,逆に
愛すべきじゃない人を愛してしまう人も
決して少なくない。むしろ多いんじゃないか?

愛すべき人だけを全て愛せる人は
実は非常に少ないし
それだけで非常に幸運じゃないかと思う。

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難しい母子

血を分けた我が子でも難しくなる母子関係ってあるようですね
最近とくにニュースとかでいろいろ見ると考えちゃう
私も分析するほどいろんなケースを知らないけど
個人的な友人に、実の親子であるより養子でもうまくいってる母子もいるし、母ではないが子に全身全霊でつくすシスターとかもいるしなあ。
そういう人々は、実の母子関係にはまさることはできなくても
無償の愛を補ってあまりある関係。
だから母になるのはある意味肉親であることや本能も大事だが
何であれ神から与えられた命を育てて慈しむという「心がけ」も必要なのではないだろうか??…などとエラそうに思ってしまいましたよ…

さておき、メグレ懐かしいよ。
最初のフランス語の教科書あたりに出てきたわ~
メグレって「やせっぽち」って意味じゃなかった?もともと?

愛されなかった私としては

育児をもう一度やり直せるなら、と思うよ。
いまの私なら、全身で子どもたちを愛してるって伝えることができるのにってさ。
一姫にはとくに、どう接していいかわからなかったもん。
大事すぎて・・・
やり直せたらきっと、今以上の関係を作れるのになぁ。

そう考えるのは子どもたちが反抗期だからかもしれないけどさ(笑


私は子をもった母親が全員母性愛・母性本能に溢れているなんて信じないから、そういった幻想に踊らされるひとが減ればいいと思ってる。
子どもを愛せない、愛してるのに伝える方法がわからないという人もいるってこと、もっと普通のこととして認知されたらいいなって思ってる。

無条件の愛って難しい。
私は世界中の子どもたちが笑ってすごせる世界を作りたいけれど、それはやっぱり突き詰めて考えれば自分のためだもの。

N☆~

実の母子関係に勝る関係ってあると思うんだ。
実子がいない人は,実子と比べる事も無いし
実母がいず,実母替わりに育てる場合は
忌憚なく愛情を与える事もできるだろうし。
でも,それができる人って心が広い人で
当然,誰にでも可能な事じゃないよね…。

maigreのこと?
メグレ警視って,どんなスペルだったっけ?
有名だから名前は知ってるけど
ホームズもポワロも推理小説系は苦手
(基本的に人が殺される話はだめ)なんで
よく知らないのだ~。

まるみ~

ほんと「母性愛」が誰にでもあるって「世間の前提」って
危険だと思うよ。
英国のビクトリア時代の小説なんかでは
全く前提じゃないが(笑)
愛情も時代によって変化したんじゃないだろうか??

育児やり直したいって,たとえば,どんな所だよ??
そんな風には全く見えないよっ!
ずっと良い関係を築いて来てた様に見えるよ。
少なくとも,私が,まるみと知り合った頃にはね。
どう扱っていいか分からなかった時代,
まるみは,お母さんに愛されなかったと
感じているから余計とまどったのかもしれないね。
でも,まるみの子ども達は,
まるみの努力で,まるみの子ども時代より
遥かに幸せな子ども時代を過ごしている事は確か。

No title

自分の子供だから無条件に愛して当然だという金太郎飴のような考えを押し付ける人には俺も反発を感じます。
世の中にはいろんな人がいて当然ですよ!
だから彼女がいるのに浮気をするのはおかしいというという金太郎飴のような考えを押し付ける人には俺も反発を感じます、という言い訳を書いてみたかっただけですがwww

俺は母親から充分な愛情をそそいでもらったはずですが、当時の俺は母親へは冷淡だったですね~。
ま、単に反抗期が長かっただけかも?

でも今はフツーに愛情を持ってますよ♪

マロさん*

マロさんのタイトル見て、
Yocoも「何だろう?」って思いましたよ。

考えてみると子を愛せないってあるはずなのに、
あまり話題にしませんね。
(自分の子でも相性があるとか、そういうのは分かります)

Yocoもシニアライフなので、いろいろな人とのめぐりあいで
「親に愛されなかった」という人の打ち明け話は聞きました。
そして、それを克服した(と言っていいのかどうか)はそれすら言わないけど
克服していないある知り合いは、そのため自分の子を愛せないと言っていました。
Yocoは、まだ?こどもを産んでないので(50代の懐妊覚悟してますが・・・)
そうなの~と思って、大変ねなんて、聞いていた事がありますが、
マロさんの意見を読んで違うんだと勉強になりました。

世の中には、愛情が湧かない相手が存在するから
それが、わが子でも、そんなに特異なことではないっと
考えるべきですよね。
まわりくどく
わが子だからこそ、何かの理由で愛せないと考えると
余計変になる。社会からのプレッシャーですね。

でもこの母親の場合、
二人のこどもが、どちらも女の子と言うのがなんとなく切ないです。
この考え方もいけないかな。。。

話変わって。
ラテン語のお得について、読みましたよ。
マロ老師的説明太好。謝謝。
Yoco明白了。シニア以後、我有時間的話我学習ラテン語!!?

Kaz師匠

金太郎飴、大好物で、日本では必ず
買って帰りますが、そうそう、そうなんですよ!
「こういうもの」
と押し付けられる事には私も反発しますよっ
「彼女がいるのに浮気をするのはおかしい」
という人には、
彼女がいなけりゃ「浮気」にならない
「浮気」という言葉自体が、
彼女彼妻夫いるのが前提、と言い返してください!
そして、思いっきり、なぐられ/つねられ/
いじられてくださいっ!!!
反抗期
生まれた時から、ずーーーーっと
反抗期だったんじゃ...?
ひょっとして要領の良い妹さんが
お母さんに、たっぷりの愛情をそそいでませんでしたか?
(私の子ども時代のように(笑))
フツーに愛情,,,、すばらしい。
親孝行時代突入でしょうか?!
母と姉妹は、浮気されても怒らない貴重な女性なんですよね~

Yoco小姐~

そうなんですよね。
タブーになっていると感じます。
その記事にも、そう書かれていました。
でも、夫を愛せないとか
妻を愛せないとか
親を愛せないとかあるんだから、
子を愛せないだってあるはずですよね。
昔の母なんて、10人だかの子どもを
生んだりしてたんですから
好き嫌いなんかもあったんじゃないかと思いますし。
しかし、二人だけで好き嫌いがはっきりしてると
嫌われた子にとってはダメージめちゃ大きいでしょうね。
シムノンは、それで作家になったのか...

親に愛されなかった事を克服できなかったため
自分の子を愛せない
私も時々聞くんですよ。
ネットなんかだと
親から愛されていないから子を愛せないのは
当然だ、という意見もあります。
親子の愛は当然という意見の中での
プレッシャーは、ますます強いでしょうね。

女の子。
そういえば、やはり、母から愛されなかった
といっていたフランス人のママ友が
子どもが男の子で本当に良かったって言ってました。
女の子だったら、複雑な気持ちになったと思う..と。
男の子だから、愛せるんだと思う...と。
実は、彼女のお母さんにも会ったんですが、
今は、普通の関係というか、傍から見ると
愛されなかったとは、とても想像できない関係に
なっていたので驚きました。

ラテン語、加油!
というか、一緒にがんばりましょう☆
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